理論と実践のあいだ

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作曲ついて

音楽理論を勉強すると、ただちに作曲能力は上がるのか。

答えはNOでしょう。

学んだ知識というのは、すぐには実践(曲作り)に反映されないものなので、そこは根気が必要とも言えます。

例えばコード理論を学んだからといって、即日、ハーモニーを自由自在に取り扱えるようになるわけではないです。

ある程度時間がかかるので、思うように学習の効果が出なかったとしても、萎えてやる気を失わないことが大切だと思います。

では、どうするかと言うと、既存の、自分が好きな楽曲を分析するのが良いです。

ドミナント・モーションやセカンダリー・ドミナント・モーション、裏コード、そして同主調からの借用和音など(ダイアトニック以外のコード)がどのような理由でそこにあるか、分析していくわけです。

そうすると、覚えた知識が使えるものに変化していきます。

分析をすることが、知識を実践に反映させるための1番の近道ではないでしょうか。

分析していると、理論でうまく説明がつかない部分がたくさん出てくると思います。

それは、分析能力の不足や、単に知識の不足による場合もあるでしょうし、または本当に理屈では説明できない場合もあるでしょう。

そういうときは調べたり、人に聞いたりして、わからなければとりあえず放っておきます。

しかし理論で説明できない部分にたくさん出会うことは重要です。

逸脱している部分こそ音楽的に面白かったりするからです。

従って、その逸脱の仕方を記憶しておくのも良いでしょう。

また分析を重ねてゆくうちに、逸脱の仕方にも法則性のようなものが見えてくることもあるかもしれません。

音楽理論を学ぶ第一の意義とは分析のためだと思いましょう。

 

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